乾癬

乾癬などの皮膚病はいやな病気ですよね・・・。なんと言っても、人前に肌を見せられない辛さ・・・。精神的にかなり負担がかかります。私が乾癬になったのは、もう20年程前です。汗をかき、着替えの際にふと自分の体を見ると、小さな斑点が上半身一面に出ました。はじめは目立たなかったのですが、痒い箇所を掻いたりしていると、徐々に目立つようになりました。その他の症状としては、常時ではなく、時折強い痒みにおそわれました。辛い日々の始まりです・・・。
当時私は乾癬という病気も知らなかったし、乾癬関連の情報が少なかったので、自分が乾癬とは分かりませんでした。近くの皮膚科数件に行きましたが、乾癬とは診断させず、「少し様子をみてみましょう」ということでした。治療方法としてはステロイド剤をもらい、毎日塗りました。
自分では、症状として体に斑点が出ること、そして、時折ですが痒みを覚えることから、アトピー性皮膚炎かと思っていました。アトピー性皮膚炎の患者が急増していた時期でもあり、そう思って治療に取り組んでいました。しかし、症状はいっこうに良くなりません。良くなるどころか徐々に悪化していきます。原因分からないし、お手上げでした。頼るのはステロイド剤だけ・・。
そんな中、近所のクチコミで紹介された皮膚科に行ったときのことです。分かったのがアトピー性皮膚炎ではないことです。明らかに症状が違うことを説明されました。でも、その時も乾癬とは分かりませんでした。症状が良く分からず、原因も分からなかったので、半分治療をあきらめて、時折おそってくる痒みに耐える日が続きました。ステロイド剤も塗ると、徐々に症状が悪化するようだったので、使用するのをやめました。
乾癬と分かったのは、「乾癬のための温泉治療」いう本を見たときです。書籍に載っている写真、説明が私の症状そのものでした。そして、色々調べていくうちに、自分の病気が尋常性乾癬ということが分かりました。また同時に、「現代医学では原因不明とされていて、完治する明確な治療法がない」ということも分かりました。
原因も治療法も分からずに、苦しい日々が続きました。でも、乾癬の症状は激痛が走るというわけではあるませんので、時折の痒みを我慢し、人前で肌を出さないようにして長い時間が過ぎました。
そんな中、尋常性乾癬の症状が好転するきっかけが訪れます。乾癬治療のこととは別に「健康管理の自然食セミナー」に参加する機会がありました。それを機に健康のことを考え、玄米、無農薬有機栽培、無添加食品中心の自然食生活に切り替えました。
徹底した自然食を続けていると3ヶ月で体重が10キロ位落ち、体が健康になったのを感じました。と同時に、気が付くと乾癬の症状も50%程よくなりました。斑点の出る場所が半分になりました。自然食で尋常性乾癬の症状が好転したのです。自然食セミナーの講師の方に電話をすると、「玄米を中心とする自然食は、体の中の毒素(悪い成分)を対外に出す働きがあるんですよ。だから体重が一時的に減ります。健康になっておめでとう」と言われました。やったー!
現在、乾癬に対しては医学的にいくつかの考え方、治療方法があるようですが、私は乾癬を現代習慣病として捉えることにしています。色々と情報を集めた結果、そう考えるのが一番と自分で判断したからです。
そして、生活習慣、すなわち食生活、ストレス対策、生活環境の改善などに取り組んでいます。最近、また症状がよくなりました。80%程良くなりました。これからも乾癬の完治を目指して取り組んで行こうと思います。乾癬の治療の体験と集めた乾癬情報を記事とします。
※医療情報に関する注意:ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。本サイトは、専門家のアドバイスを提供する場ではありません。医療情報は作者自身の乾癬体験記とインターネットや書籍などから一般的向けの情報を集めたものです。具体的なケースにおいては、アドバイスが必要なときは、専門家にご相談下さい。
治療方法
現代医学の乾癬に対する治療方法を調べてみました。
乾癬に対する現在の医療の治療方法のは多くは対症療法です。乾癬は難治性であり治療が効くのか否か個人差があるのも現状です。原因が明確になっていないのもあり、治療に長い試用期間を必要とする場合が多いようです。また、効いていた治療が効かなくなったりすることもあり、根気と努力が必要な皮膚病といわれています。
もちろん完治した症例もあります。反面、再発の例もあります。同じ病気の同じ患者であるケースですら、発症部位や経過によって症状が異なります。そして、治療をやめて自然に寛解したり逆に増悪もする症例もあるようです。この付き合い難い症状ゆえ"わがままな病気"とも言われています。
現医療での乾癬の治療方法の基本に、副腎皮質ステロイド外用剤があります。他に、ビタミンD3誘導体の外用剤(オキサロール軟膏、ボンアルファ ハイローション等)などが有効であるために初診時はこういった薬が処方されることが多いようです。
最近の治療は、ビタミンA誘導体や免疫抑制剤などの内服療法の保険適用により治療の選択肢が増え、患者のQOLは向上しているようです。生物製剤の研究がさかんに行われており、抗TNFαキメラ抗体インフリキシマブによる治療の可能性が示唆されています。
光線療法で紫外線の増感剤であるメトキサレンを患部に塗り、紫外線をあてるPUVA療法、特定の紫外線波長を利用したナローバンドUVB療法も行われています。これらは皮膚の異常に亢進した代謝へ外部から命令を与えて抑えるものです。
外用療法が奏効しない場合や関節炎を合併した場合には内服による治療も行われています。通常使用される副腎皮質ステロイドの内服薬は、尋常性乾癬においては膿胞性乾癬を誘発することがあるので推奨されないとのことです。ビタミンA誘導体の「エトレチナート」という薬剤は有効な治療薬です。この薬は催奇形性が確認されており、男性女性ともパートナーを含めて同意書の記入が義務づけられているようです。
エトレチナート以前には、同様にビタミンA誘導体である女性ホルモンの一種エストラジオールなどが使用されていた。 免疫抑制剤であるシクロスポリン(ネオーラルR)、メトトレキサート(メソトレキセートR)が使用されています。この二剤の有効性は同等であるが、後者は日本での適応はないので、通常前者が使用されています。
また、関節リウマチ、クローン病などで劇的な効果をあげている分子標的薬、インフリキシマブ・エタネルセプトは臨床試験において尋常性乾癬に対してもすばらしい効果を示しているが、日本での適応はありません。関節リウマチなどでは日、時間の単位で劇的な改善効果を認めるが、乾癬においては数ヶ月間程度、寛解するか否かの状況判断に時間がかかるといわれています。
入浴時の注意事項と普段の服装
乾癬患者が入浴時に気を付けること。ゴシゴシとこすり過ぎないように注意してください。そして、入浴は毎日行い清潔に保ちましょう。
入浴方法としては、ぬるめのお湯に短時間で済ませましょう。入浴は肌を清潔に保つだけでなく、保湿や精神的なリラックスにも有効です。フケの多いときはやさしく洗髪し、頭皮を清潔に保ちましょう。ただし長時間の入浴や熱いお湯の使用は、かゆみを増します。お風呂やシャワーはぬるめにして、できるだけ短時間にしましょう。
外用薬については、入浴後の使用が効果的といわれています。外用薬を使用している場合は、入浴後すぐにぬるようにします。また冬季など乾燥している季節には、保湿薬を併用するのも良いでしょう。
服装などで気をつけること肌への刺激を避けること。衣服で肌がこすれると乾癬が悪化しますので、なるべくゆったりとしたものを身につけましょう。また、肌に直接触れる衣服や寝具カバーなどは、柔らかくて刺激の少ないものなどが良いでしょう。
フケの悩みを軽減する工夫もしましょう。スーツなどの黒っぽい服装をする機会が多い人は悩みも多くなります。休日だけでもフケが気にならない薄い色の服を着て、少しでもストレスを軽減しましょう。またフケが気になるときも、ヘアブラシの使い過ぎは禁物ですよ。
乾癬になりやすい性格
乾癬になりやすい性格が、「乾癬のために温泉ガイド(書籍)」に載っていていました。それを読んで、まさに自分の性格と思ってしまいました。
仕事熱心、完全主義、神経が細やか、まじめて責任感が強い、感情を抑え込むとありました。これを読んで妙に納得したのは、自分で言うの変ですが、五項目まさに自分の性格そのものでした。
上のにあげた性格は、どちらかで言うと良いことです。でも、度が過ぎて仕事をやりすぎてしまったり、完全に納得のいくところまでやらないと気が済まないというか落ち着かなかったりなどは良いことではありません。
「適当」という言葉がありますが、度が過ぎるのはよくありません。病気をつくる原因となってしまいます。結局、こういうことが交感神経のバランスを崩す原因になっていたり、ストレスを溜めることになっていたりし、乾癬の症状を表す要因になっているのかと思いました。
根本的な原因が性格にあるのであれば、なかなか完治は難しいかと思います。性格は急には変えるようなことは難しいですから。ゆえに、難病と言えるのかもしれません。
しかし、諦めたらおしまい・・・。少しずつでも改善をしない限り、乾癬治療のゴールへは向かえません。「もうちょっと気楽生きよう!」と思いながら少しずつ性格スタイルを変えて生きたいと思う今日この頃です。できることから前向きにひとつずつ解決し前進するしかありません。
乾癬と自然治癒力
乾癬に関する書籍は多くはないですが、探しては読むようにしています。良い本と出会しました。「乾癬が治るとき」です。ゆっくり熟読するようにしている。
乾癬は現代医学では原因はわからない皮膚病とし、対処療法ではなく、自然治癒力で治療するという考え方が書かれています。私は医者でないので、現代の西洋医学と東洋の自然治癒を活かした医学を比べ、どっちが正しいとは言えないし、言うつもりもありません。
でも、自分には、やはり自然治癒力を生かして乾癬治療をしていく方向性の方が合っていると思います。ステロイド剤のような薬物を使うことには抵抗があすし、副作用が怖い。外部から受けた細菌によっておこる感染病や、外部からの力を受けた骨折などと違い、身体全身の病気である慢性病の治療に必要なのは自然治癒力を高めていくことという考え方に賛同したいです。
昔、健康自然食のセミナーで聞いた話、「人は健康で生きられるように作られている。自分で作った病気は自分で治せる」という考え方。その病気に対する治療の考え方とこの本に書かれている乾癬の治療の考え方は一致するので、妙にしっくりきます。
「人は生まれつき乾癬になっているわけではない。受胎した時から順調に細胞分裂して一個の人間に生まれた時は健康そのものだった。ところが、気がつかないうちに細胞分裂に異常が生じた」と書籍に記してあります。
そして、「何がきっかけとなっているのかは人それぞれ違いがあるが、まず自分の過去を振り返ってみてください。大抵の方は、精神的緊張や不安、心の受ける外部からの諸々の刺激を受け、それがストレスとなって自分自身の弱い部分に乾癬として発症したという場合が多い」と続いています。
正常な細胞分裂を行なっていた体内細胞が異常になるには、そうした要素が心の奥深いところで作用しているのではないかと考えれえます。何らかの原因があって自分の体内に発生した異常であれば、体内に存在する治癒力を引き出すことによって、乾癬を完治させることが十分に可能」とあります。
本当に、この文章を読んだ時は、尋常性乾癬の治療の糸口が見えた気がしました。そして、心の奥深いところに原因があるのであれば、やはり簡単には治癒しないと思った。絶対に治ると信念を強く持つことが大切なのは言うまでもないことだが、自分を(まわりの環境も含めて)大きく変え改善しないと尋常性乾癬の完治は無理だと思いました。
私の場合、過去の自分の振り返ってみると、仕事から受ける精神的緊張や不安が大きすぎた。ストレスをなくそうとしても、そのストレスを発生させている根本原因が仕事にあるのであれば、ここにメスを入れなければならないと感じました。病気をつくってしまった根本の原因に気付くことが乾癬治療のはじまりなのかもしれません。