治療方法

現代医学の乾癬に対する治療方法を調べてみました。


乾癬に対する現在の医療の治療方法のは多くは対症療法です。乾癬は難治性であり治療が効くのか否か個人差があるのも現状です。原因が明確になっていないのもあり、治療に長い試用期間を必要とする場合が多いようです。また、効いていた治療が効かなくなったりすることもあり、根気と努力が必要な皮膚病といわれています。


もちろん完治した症例もあります。反面、再発の例もあります。同じ病気の同じ患者であるケースですら、発症部位や経過によって症状が異なります。そして、治療をやめて自然に寛解したり逆に増悪もする症例もあるようです。この付き合い難い症状ゆえ"わがままな病気"とも言われています。


現医療での乾癬の治療方法の基本に、副腎皮質ステロイド外用剤があります。他に、ビタミンD3誘導体の外用剤(オキサロール軟膏、ボンアルファ ハイローション等)などが有効であるために初診時はこういった薬が処方されることが多いようです。


最近の治療は、ビタミンA誘導体や免疫抑制剤などの内服療法の保険適用により治療の選択肢が増え、患者のQOLは向上しているようです。生物製剤の研究がさかんに行われており、抗TNFαキメラ抗体インフリキシマブによる治療の可能性が示唆されています。


光線療法で紫外線の増感剤であるメトキサレンを患部に塗り、紫外線をあてるPUVA療法、特定の紫外線波長を利用したナローバンドUVB療法も行われています。これらは皮膚の異常に亢進した代謝へ外部から命令を与えて抑えるものです。


外用療法が奏効しない場合や関節炎を合併した場合には内服による治療も行われています。通常使用される副腎皮質ステロイドの内服薬は、尋常性乾癬においては膿胞性乾癬を誘発することがあるので推奨されないとのことです。ビタミンA誘導体の「エトレチナート」という薬剤は有効な治療薬です。この薬は催奇形性が確認されており、男性女性ともパートナーを含めて同意書の記入が義務づけられているようです。


エトレチナート以前には、同様にビタミンA誘導体である女性ホルモンの一種エストラジオールなどが使用されていた。 免疫抑制剤であるシクロスポリン(ネオーラルR)、メトトレキサート(メソトレキセートR)が使用されています。この二剤の有効性は同等であるが、後者は日本での適応はないので、通常前者が使用されています。


また、関節リウマチ、クローン病などで劇的な効果をあげている分子標的薬、インフリキシマブ・エタネルセプトは臨床試験において尋常性乾癬に対してもすばらしい効果を示しているが、日本での適応はありません。関節リウマチなどでは日、時間の単位で劇的な改善効果を認めるが、乾癬においては数ヶ月間程度、寛解するか否かの状況判断に時間がかかるといわれています。

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